賃貸仲介の職務経歴書の書き方を解説!これで完璧自己PR

 コラム 2022.12.07

賃貸仲介での転職を成功させるには、職務経歴書の書き方も一工夫しなくてはなりません。賃貸仲介の仕事で必要な人材だと思ってもらう必要がありますから、これまでの経験や身につけてきたスキルをどうアピールするかがポイントです。

そこで、「この人材が欲しい!」と思ってもらえる職務経歴書の書き方のコツについて、詳しく解説します。

これまでどのような業務を行なっていたのか、実績などを数字を交えながらわかりやすく具体的に伝えることが大切です。

自分のスキルや経験をあますことなく的確に伝え、内定を勝ち取りましょう。

賃貸仲介の仕事に求められるスキル・人材を確認

転職の際に最も大切なのは、その会社の求める人物像に自分がぴたりとハマっているかどうかです。賃貸仲介の会社はたくさんありますが、それぞれ特色があるはずですし、「こんな人を採用したい」という人物像を持っています。

ですから、募集内容を見る時は、業務内容から必要とされている人物像を読み解くことが何よりも大切です。

その人物像に自分が当てはまるかどうか、そこを見極めることこそが転職活動成功の第一歩となります。

自分のスキルや経験をどうアピールすれば最も相手に響くのか、その点を考える上でも、必要とされている人材を分析することが重要です。

職務履歴書で見られている点

採用面接中

職務経歴書では、あなたが単に優秀かどうかという点を見ているのではなく、募集している業務内容に見合ったスキルや資格を持っているか、求めている人材に当てはまるかどうかが見られています。

これまでの実績

仲介した件数、金額も大事ですが、

  • どのような物件を扱ってきたのか
  • 顧客はどのような層を担当してきたのか

その経験が今後活かせるかどうかを見られています。

営業職に欠かせない交渉力

借りる方は少しでも家賃を安くしたいですし、貸す方は家賃を下げたくありません。しかし、空き室が出るのも困りますので、双方にとって良い条件で契約に至るのが理想です。

その仲立ちをするが賃貸仲介の重要な仕事ですから、どこに着地点を見出すのか、交渉力があってこそ成し遂げられることです。

これまでどのように話をまとめてきたのか、具体的なエピソードなどがあれば積極的に織り交ぜてアピールしていきましょう。

ヒューマンスキルを持っているか

ヒューマンスキルとは人と良好な関係を築く能力のことです。コミュニケーション能力といっても良いでしょう。お客様の信頼を得られるヒューマンスキルを持っている人は重宝されます。

部屋を探している人は、いくつもの物件を見て、複数の不動産会社に当たってみるのが普通です。ではその中からどの部屋を選ぶのか、最終的には「人」で選ぶことが多いのです。

たとえば、この部屋いいなと思っても、紹介してくれた人の印象が悪いとなんとなく契約したくなくなってしまう。

よくあることです。だからこそ、賃貸仲介の営業職にはヒューマンスキルが欠かせないのです。

お客様はもちろん、同僚や上司とどのようにコミュニケーションをとっているか、具体的に説明することで、あなたのヒューマンスキルの高さをアピールできます。

これならアピールできる!賃貸仲介職務経歴書の書き方のポイント

では、実際に職務経歴書を書く時にどう書けば良いのか、具体例を交えながら書き方のポイントを説明します。

過去に担当した仕事をわかりやすく記載する

募集されている仕事に適切な人材だということをアピールするために、担当していた物件や顧客の属性などを記載します。

【例】
2020年4月〜2022年3月
<取扱物件>

  • 集合住宅(マンション、アパート)
  • オフィス
  • 駐車場

主に世田谷区の個人・法人顧客を担当
(個人70%、法人30%)

実績は具体的な数字を出してアピール

これまで契約してきた件数や件数、目標達成率など数字で伝えられることは明確に伝えます。自分のスキルを具体的にアピールできる重要なポイントです。

【例】

  • 2020年度:契約件数●件、契約金額●円(目標達成率●%)
  • 2021年度:契約件数●件、契約金額●円(目標達成率●%)

目標達成率は、100%でなくても大丈夫です。達成できていない時でも自分なりにどのような工夫をしたのか、その取り組みを具体的に書くことで、自分のスキルをアピールできるでしょう。

  • 対前年比
  • 社内での順位
  • 社内表彰実績
  • 参加したプロジェクト

なども重要な実績になりますので、積極的アピールしていきましょう。

顧客へのアプローチ方法、戦略を明記

成約に結びつけるために、お客様に丁寧な説明をし、信頼関係を築く等のことは、営業職として当然のことですので、より具体的に自分がとってきたアプローチの方法を記載することが大切です。

たとえば、「お問い合わせいただいたお客様の年齢層やニーズに合わせ、メール、電話、LINE等のSNSツールを駆使して、丁寧なフォローを心がけていました。」など、自分が実際に行なった工夫についてアピールしていきましょう。

営業スタイルやトークについて詳しく書くのも有効です。

保有している資格や免許も書いておく

仕事に役立ちそうな資格、免許、スキルは漏らさず記載するようにしましょう。資格は取得した年月順に、正式名称で記載します。

もし現在資格を持っていなくても、「勉強中」として、何に向かって努力をしているのかアピールすることも大切です。

職務経歴書は自分のプレゼン資料であるという視点を持つ!

職務経歴書

職務経歴書は、自分のことを理解してもらうために作成するものです。言いたいことが相手に伝わって、初めて意味をなすものだということを忘れてはなりません。

見やすいレイアウトを心がける

どんなに良いことが書いてあっても、読みづらいと、それだけで評価が下がってしまいます。見やすい書類を作ることも、大事なスキルの一つです。

  • 1ページ40文字×40行
  • 文字サイズ:10.5〜11ポイント
  • フォントを統一する
  • 適度な位置で改行する
  • 文字を詰めすぎないようにし、余白も工夫する
  • 西暦と和暦、どちらかに統一する

これまでの経歴にもよりますが、枚数は1〜2枚、多くても3枚程度におさめます。

経歴の全体像がわかるようにする

職務経歴書も、5W1Hが基本です。いつ、どの部署で、何をどうしたのか、わかりやすく時系列に沿って書くようにしましょう。

誤字・脱字のないようにする

何度読み返しても、誤字・脱字を見逃してしまうことがあります。職務経歴書という重要な書類をそのような状態で提出するということは、それだけでマイナスの評価になってしまいます。

せっかく良いことが書かれていても評価が下がってしまってはもったいないので、推敲するときは何度も声に出して読んでみてください。

まとめ:賃貸仲介の職務経歴書はわかりやすく作成することが大事!

応募するときに最も大事なのは、徹底的に企業分析をし、募集されている仕事内容と自分のスキルや経歴が合致しているかどうかを見極めることです。求められている人物像と自分が一致していることが重要です。

賃貸仲介の職務経歴書でアピールするポイントはいくつもあります。これまでとってきた契約の件数、契約金額などの実績、目標達成率など数字で見えるもの、交渉力やヒューマンスキルなど、営業職に欠かせない能力も大事です。

「この人に、うちの会社に来てもらいたい!」と思ってもらえるような内容を記載していきましょう。

とにかく見やすさ、読みやすさを追求することも忘れないでください。どんなにいいことが書いてあっても、レイアウトが見づらかったり、誤字・脱字が多いとそれだけでマイナス評価になってしまいます。

パッと見てあなたの魅力が伝わるような、読みやすい職務経歴書を作成することを心がけてください。