不動産賃貸物件にはインスタ活用が必須!集客と運用のコツ

 集客 2023.03.17

SNSは、もはやどの業界・業種であっても必須の集客ツールとなっていますが、インスタグラムもその一つです。特に20〜30代の若い世代は、SNSを使って情報収集をする人が多いので、不動産賃貸でもインスタの運用は不可欠です。

しかしITツールの活用が何かと遅れている不動産業界にあって、インスタがいいらしいということは知っていても、どのように運用すれば良いかわからないと悩んでいる担当者は多いのではないでしょうか?

インスタはハッシュタグを充実させるなどインスタならではの運用方法があります。どうすればより多くのターゲットの目に留まる投稿ができるか、運用のコツをつかむことが成功のカギとなります。

そこで今回は、インスタの活用方法について解説をします。いまひとつ使いこなせていない、もっと物件の良さをアピールしたい!と思っている方は、ぜひ参考にしてください。

家は見た目が大事!不動産賃貸でインスタを活用する重要性

インスタは写真だけでなく、動画も投稿できるSNSです。どのような特徴があるのか、他のSNSと比べてみましょう。

ユーザー層特徴
インスタ10〜20代・ビジュアル訴求力に優れている ・2,200文字まで入力可能
Twitter20〜30代・リアルタイム性、情報拡散力が高い ・140文字までの入力 ・炎上に注意
Facebook20〜30代実名性が高くどちらかというとビジネスユースの人が多い
LINE全世代個人との繋がりを強化できるツール

インスタの利用層は年代が比較的若いので、学生や新社会人へのアプローチに適しています。

インスタは部屋の写真で視覚的にアピールできる

Twitterでも写真や動画の投稿はできますが、どちらかというと文字中心のツールです。それに対してインスタは画像がメインのツールです。視覚効果が非常に高く、雑誌感覚で見ることができるのが最大のメリットです。

自社の物件をアピールするために、文字であれこれ伝えるよりも、お部屋の魅力を視覚的にアピールすることでユーザーの心を動かすことができるでしょう。

自社のファンを増やすことができる

インスタは、投稿に統一性を持たせることによって、自社のブランド力アップにもつながります。「こんな雰囲気の物件が多いのか」というイメージづくりがうまくできれば、自社のファンを増やすことができ、潜在的な顧客を増やすことにもつながります。

インスタの特徴を踏まえた運用のコツ

SNSにはそれぞれ特徴があります。インスタは写真とハッシュタグを使いこなすことが成功のカギとなります。

ビジネスアカウントを利用しよう

インスタは無料でビジネスアカウントに切り替えることができます。ビジネスアカウントは個人アカウント違い、以下のメリットがあります。

  • メールアドレスや電話番号の記載が可能
  • 会社の予約ページに直接誘導できる
  • インサイト機能で投稿の効果分析ができる
  • インスタ内で有料の広告を配信できる

これらの機能を無料で使うことができますので、ぜひ切り替えておいてください。お問い合わせボタンを設置しておけば、電話やメールよりも気軽に問い合わせしてもらえます。

プロフィールを充実させる

自社のホームページに誘導するためにも、プロフィールは非常に重要です。誰のための、どのような部屋を紹介しているのか、ハッシュタグも含めながら記述していきましょう。

興味を惹くような写真が何よりも大事

インスタは文章よりも写真です。キャッチコピーや宣伝文句を考えるよりも、ユーザーの目に留まる写真を投稿することが重要です。

物件を魅力的に見せる写真はもちろんのこと、キャンペーン情報や物件のお得情報などをうまく写真に盛り込んで見せていくことで、ユーザーの興味を惹くことができるでしょう。

ハッシュタグを使いこなす

ハッシュタグとは、言葉の前に「#」をつけたタグのことです。「#部屋探し」のように使います。

インスタを使うときは、ハッシュタグで検索する人が多いので、自社の投稿を見てもらえるような工夫が必要です。自社アカウントのフォロワーが多くなくても、効果的なハッシュタグでユーザーにアプローチすることが可能になります。

ハッシュタグは最大30個までつけられるので、バランスよくつけるのがおすすめです。

【ハッシュタグ例】

  • ビッグキーワード:部屋探し、アパート、一人暮らし、引越し、賃貸など
  • ミドルキーワード:地名、間取りなど
  • スモールキーワード:低予算、おうち時間、ペット可など

他社の成功事例から自社の運用方法を探る

実際にどのようなハッシュタグを使うかはテストが必要です。インスタには「こうすれば必ず問い合わせに結びつく」というような必勝法はありません。だからこそ、試行錯誤が必要なのです。

どの言葉ならユーザーの目に止まるのか、他の不動産会社の投稿などを参考にしながら、検索されやすいハッシュタグを見つけていきます。

写真や動画を見た人からの問い合わせを増やすインスタ活用法

インスタはTwitterと違い、リツイート(投稿を拡散する)機能がないため、投稿からプロフィールを見てもらい、プロフィールのアクションボタンから問い合わせをしてもらうことを目指します。

ですから、まずは投稿が目に止まること、ハッシュタグで検索してもらうことが重要です。

物件の内装など魅力が伝わる投稿

まず、基本中の基本ですが、物件の内装、設備など魅力を十分に伝えられる写真を投稿していきます。学生、新社会人などターゲットをしっかり絞り、「誰に見てもらいたいのか」を意識するのがポイントです。

誰もいない部屋よりも、家具などを置いてみて、暮らしのイメージが湧くようにするのも良いでしょう。たとえば「無印良品」では、無印良品の注文住宅に、無印良品の家具を配置した写真を投稿し、インスタ映えする写真でフォロワーを獲得しています。

周辺環境など住みやすさが伝わる投稿

物件の中だけでなく、駅から物件までどのような道を通るのか、スーパーやコンビニなど便利な施設についても投稿しましょう。

動画も積極的に配信する

インスタは動画も投稿できますので、写真だけでは伝わりにくい情報を積極的に投稿していきます。たとえば、玄関から部屋に行くまで、部屋からトイレやお風呂に行く動線など、実際に住んでいるところがイメージできるような動画が効果的です。

また、その部屋のこだわりや便利な設備などを動画で投稿するのも良いでしょう。

ターゲットに合わせた投稿が大事

ここで大事なのは、自社がターゲットとする人たちがどのような情報を求めているかを把握することです。

たとえば、ある会社ではお部屋探しのノウハウなどのお役立ち情報を投稿していましたが、いまひとつ反応がよくありませんでした。そこで部屋の中を見られる動画を積極的に投稿したところ反響が良くなり、フォロワーが増えました。

誰をターゲットにしているのか、そのターゲットに合わせて投稿内容を変えていくことがインスタ運用成功のカギです。

インスタ運用で注意すべきこと

ただなんとなく投稿していても、集客効果は見込めません。無駄に労力を使うだけになります。インスタ運用を始めるなら、自社のガイドラインを作成することをおすすめします。

アカウントの趣旨に沿った投稿をすること

物件情報のほかに、自社の魅力を伝えるための投稿も積極的にしていきたいところですが、たとえば「今日のランチ」のように、個人アカウントのような投稿は避けたいところです。アカウントの趣旨とかけ離れた投稿をしてしまうと、何を伝えたいのかが分かりにくくなるためです。

「このアカウントは魅力的な物件を紹介している」というイメージを持たせることでファンが増えていきますから、何のアカウントなのかわからなくなるような投稿はやめておきます。これも、「このような趣旨の投稿をする」というガイドラインを作っておけばよいでしょう。

炎上しないよう運用方法に注意が必要

これはインスタに限ったことではないのですが、不用意な投稿で炎上してしまうと、ブランド力アップどころか大きなダメージとなる可能性もあります。

そのような事態を防ぐためには、投稿のガイドラインを作成しておき、投稿する前に作成者以外の第三者にチェックしてもらうなどの体制を作ることが重要です。

まとめ:不動産賃貸のインスタ運用は写真とハッシュタグを使いこなすのが成功のカギ

インスタは10〜20代を中心に人気があり、写真だけでなく動画も投稿できるSNSです。会社名を知らなくても、魅力的な写真やハッシュタグから自社のアカウントにたどり着いてもらえますし、プロフィールからじかに問い合わせをしてもらうことも可能です。

物件の写真だけでなく、中に入った時の動画や周辺を歩いてみた動画など、物件の良さがわかる投稿をすることによって、コストをかけずに集客できる可能性があるツールです。

他のSNSと違い、ハッシュタグを使いこなす、写真で言いたいことを伝えるという工夫が必要ですが、使いこなせれば強力な集客ツールになるはずです。社内で運用方針を固め、ぜひインスタ運用を成功させてください。